投稿記事に市民の方からコメントをいただきました
9月19日三陸新報に掲載された「土壌の豊かさは命の豊かさ」を読まれた、市民のS.Kannoさんより、コメントをいただきました。
「地球の死は近い!?」これは、二間瀬敏史さんという天文学者が、『ここまでわかった 宇宙の謎』(講談社α文庫 1999年12月発行)という25年前に発行された本で、地球環境破壊に対する警告として言っている言葉です。
ちょうど、この本をたまたま自宅の本棚で見つけて読んでいる時に、今朝の三陸新報の投稿「土壌の豊かさは命の豊さ」を読ませていただきましたので、土壌学者の藤井一至さんの主張を軸とした松本さんの投稿に全く同感の思いです。かなり古い本ですが、その中で地球環境破壊について二間瀬さんが述べている一部を下記に紹介させていただきます。
二間瀬さんによれば、天文学や宇宙物理学上では、地球は50億年後に太陽の寿命が尽きるときに巻き込まれて蒸発・消滅することになっているが、地球の現実からすると、そんなに遠い未来のことではないそうです。
「産業廃棄物や森林伐採による環境破壊、大気中の二酸化炭素の増大、それが原因である温室効果による気温の上昇、フロンガスによるオゾン層の破壊、タンカーからの原油流出、核施設からの放射能汚染などで、地球号は現時点ですでに瀕死の状態に陥っている」と言っています。
折しも、最近では地球温暖化防止のための再生可能エネルギーの導入・推進という国策に便乗した、利益優先の大企業によるメガソーラー建設や陸上・洋上での巨大風発事業に伴う自然環境や動植物生態系の破壊が大きな問題となってきておりますが、二間瀬さんは25年も前に、天文学的視点からこれ以上、地球を傷つけることはやめるべきだと警告を発していました。
また、「宇宙船地球号」という言葉を聞いたことがありますが、二間瀬さんは「国境や人種を超えて人類が同じ星の一員であることを認識させる言葉であり、同時に地球を宇宙船と見立てることによって、地球資源が有限であることや地球環境の大切さを表現した言葉でもある。地球環境を破壊しつづけることで豊かな文明を築いてきた人類がようやくその愚かさに気づき始めたのかもしれないが、宇宙がどれだけ長い時間をかけてこの地球号をつくったのかを知れば、そう簡単には地球を破壊するようなまねはできなくなるでしょう。宇宙が気の遠くなるような長い時間をかけて作った宇宙のオアシス「地球号」の未来は、われわれ人類の手にゆだねられているのです」とも言っています。
「地球は私たちのコモンズだ」「Save Our Planet!!」素晴らしい投稿有難うございます・・・気仙沼市民の森への巨大風力発電所は何としても止めなくては。
S.Kanno
