坂田昌子さん 生物多様性講演会 開催します!


ネイチャーガイド 坂田昌子さん 生物多様性講演会のご案内
「この風景を、次の世代へ」
いのちのつながりから考える 気仙沼の自然と子どもたちの未来
虫も鳥も植物も人も、すべてはつながりの中で生きている!!
2026年8月29日㈯ 午後1時半から 気仙沼市民会館中ホール 参加無料
坂田昌子さんは環境NGO虔十の会代表、一般社団法人コモンフォレスト・ジャパン理事、生物多様性ネイチャーガイドとしてご活躍されている生物多様性のスペシャリストです。生物多様性と聞くと難しいですが、坂田さんは、「生物多様性とは、種類がたくさんあることではなく、生物が複雑に絡み合う、関係の多様性である」と語ります。自然が好きだから自然環境を守りましょうという話だけではなく、人間は自然の一部であり、すべての生命がつながり合い支え合っているという、地球の未来に関わる大きなお話です。「山川草木悉有仏性」という言葉がありますが、山も川も草や木この世のあらゆる存在には仏性が宿るという仏教の教えです。自然を利用可能なモノと見るか、すべてに宿っている仏性を見るかで、世界の見え方は全く異なります。
失ってしまったら取り返しのつかないとても大きな貴いものに、私たちは囲まれ支えられて生きています。しかし、私たちはそれに気づいているでしょうか。人間にも歴史があるように、山や森、川や海にも歴史があると坂田さんは言います。数千~数万年にわたる歴史の中で生物多様性が培われ、関係性を築き上げ、それが地域の風景・景観として私たちの周りに存在しています。私たちは自然界の歴史と価値を知らないまま、自然を人間の都合のいいように開発しても構わないと思ってはいないでしょうか。過去から未来へすべての生命が網の目のようにつながり合い生きているという生命への畏敬、それを未来の人たちへ受け渡してゆくのが、私たちの役割だと考えています。
また、生物多様性は地域の文化・歴史・精神性とも密接につながっています。それぞれの土地・地域のユニークな文化は、生物多様性を土台にして生み出されると坂田さんは語ります。生物多様性の深い意味、生物多様性と地域文化のつながりについて学ぶことは、これからの地球と私たちの地域の未来を考える羅針盤になるでしょう。
長年にわたる自然とのかかわり、現場での経験と豊富な知識を通して、生物多様性の意味を伝えている坂田さんは、「外なる自然と内なる自然には深いつながりがある」「土地の風景は、そこで暮らす人々の思考をそのまま映し出す鏡である」といいます。「内なる自然」とは何か、それはどのようにして培われるものなのか、私たちが忘れかけている大切なことに坂田さんは気づかせてくれるでしょう。
坂田さんの自然・文化・歴史にわたる広範な知識、気さくなお人柄、たくさんの引き出しから飛び出してくる話はおもしろくて深く、「生命のつながり」の不思議さ・精妙さに魅了されることでしょう。
現在、気仙沼市民の森には巨大な風力発電事業計画が進められています。気仙沼市民の森は市有林であり、市民の共有自然資産です。私たちが、地域の生物多様性、人と自然との関わり、みんなの森をどのようにとらえ扱っているのかが問われているとの思いから、今回の講演会を企画いたしました。この巨大な風力発電計画が、地域の自然・文化・暮らしにどのような影響をもたらすかについて考え、守り伝えるべき価値に気づくための物語を坂田さんは語ってくださるでしょう。 皆様のご参加をお待ちしております。
